我が家は「企業主導型保育園」と呼ばれる形態の認可外保育園を利用しています。
この企業主導型保育園ですが、認可外なので認可の保育園とは色々な違いがありますが、そのひとつが保育料。
入園して実感していますが、我が家では認可保育園より保育料が安いんです。
今回は、企業主導型保育園の保育料について簡単に書いていきます。
企業主導型保育園の保育料のポイントは3つ
- 認可保育園と認可外保育園では保育料が違う
- 企業主導型保育園は保育料は一律で上限があり、比較的安め
- 家庭よっては認可保育園より保育料が安くなる
我が家の場合は認可保育園に行くよりも保育料が安く、6年間で70万円~90万円程度は安くなりそうです。
認可外保育園は保育料が高いイメージを持っていましたが、そうでもありませんでした。
保育園を選ぶのに保育料の安さは優先事項ではないと思いますが、このような保育園もあるので、保育園選びの参考になればと思います。
企業主導型保育園とは
まず、企業主導型保育園とは何かを簡単に説明します。
企業主導型保育園とは、国(内閣府)がすすめる助成制度で、企業が社員のために運営する認可外の保育園です。
認可外と聞くと不安に感じるかもしれませんが、職員の人数や設備の設置基準は決められています。(認可保育園とは基準は違います)
運営は1社だけでなく、複数の企業で運営・利用することも可能。
認可外なので、認可保育園とは異なる点が色々あります。
詳しく知りたい方はこちらをどうぞ
企業主導型保育園の企業枠と地域枠とは
企業主導型保育園の特徴として、企業枠と地域枠での入園があります。
- 企業枠:運営企業や共同利用の提携をしている企業に務めている家庭
- 地域枠:企業枠以外の家庭
企業枠は、入園が優先されたり保育料が安くなるなどのメリットがあります。
特に、入園が優先されるのは待機児童の多い地域だと大きなメリットになると思います。
地域枠は、企業枠で定員が埋まってなければ定員の50%までは保育園の判断で入園できます。
地域枠を0人とすることも可能なので、地域枠では入れない場合もあります。
地域枠での入園は、企業枠に比べてメリットは少ないです。
地域枠だと入園が難しそうな場合は、共同利用の提携をすれば企業枠となれるので、職場に確認してみてもいいもしれません。
認可保育園と認可外保育園の保育料の違い
まず、認可保育園と認可外保育園の保育料の違いについて簡単に説明します。
認可保育園の保育料
認可保育園の保育料は自治体と収入で決まります。(詳しく言えば子どもの人数なんかも関係してきます)
例として、広島県広島市の保育料です。
このように、収入によって保育料が変わってきます。
同じ自治体の認可保育園なら、保育料はどの園でも変わりません。
また、3歳からは保育料の無償化の対象です。
自治体ごとで料金が違うので、「○○市 保育料」などで調べるか、役場に行けば教えてもらえます。
認可外保育園の保育料
認可外保育園の保育料は、園ごとで設定できます。
認可のように収入で保育料は変わらず、一律の保育料であることが多いです。
認可外保育園でも3歳以上は無償化の対象となりますが、上限の金額があるので無料にならないかもしれません。
保育料は園ごとで違い、高額なこともあるようなのでしっかり調べる必要があります。
企業主導型保育園の保育料について
企業主導型保育園は認可外なので保育料は園ごとに設定でき、基本的に料金は一律です。
ただし、企業主導型保育園は保育料の上限は決まっています。(やむを得ない場合は、許可を得れば上限を超える可能性はあるようです)
こちらが上限の金額です。
- 0歳:37,100円
- 1~2歳:37,000円
- 3歳:26,600円
- 4歳~:23,100円
比較的安めで、収入に関係なく一律の料金になります。
3歳からは、保育料無償化の対象の家庭であれば保育料は無料です。
そのかわり、3歳からは副食費が必要になるので、副食費の金額は園ごとに確認しなければいけません。
また、企業枠での入園であれば保育料の割引があることが多いです。
私が見た中では、企業枠の場合は保育料は無料という園もありました。
家庭によっては、企業主導型保育園を選んだ方が認可保育園より保育料が安くなるかもしれません。
企業主導型保育園に通っている我が家の実際の保育料は?
実際に企業主導型保育園に通っている我が家の保育料です。
実際にかかっている月々の保育料はこちら。
- 0歳:34,100円
- 1~2歳:34,000円
- 3歳以上:5,500円(副食費として)
園自体の保育料は企業主導型保育園の上限金額ですが、企業枠での入園なので、0~2歳までの保育料は月々3,000円安くなっています。
3歳からは無償化の対象ですが、副食費として月々5,500円かかります。
我が家が認可保育園を利用した場合との保育料の比較です。
3歳からは無償化なので保育料が0円、代わりに副食費が5,500円かかります。
認可の副食費は園ごとで違うので0円で考えます。(実際は4,000円~5,000円程度かかる場合もあるようです)
認可保育園に通った場合の月々の保育料は0~2歳までは約59,000円です。
認可の保育料 | 企業主導型の保育料 | 月々の差額 | 年間の差額 | |
0歳 | 59,000円 | 34,100円 | 24,900円 | 298,800円 |
1歳 | 59,000円 | 34,000円 | 25,000円 | 300,000円 |
2歳 | 59,000円 | 34,000円 | 25,000円 | 300,000円 |
3歳 | 0円 | 5,500円 | -5,500円 | -66,000円 |
4歳 | 0円 | 5,500円 | -5,500円 | -66,000円 |
5歳 | 0円 | 5,500円 | -5,500円 | -66,000円 |
0~2歳までの3年間で約90万円保育料が安くなります。
3歳からは認可保育園の副食費を0円で比較しているので、3年間で約20万円程度多くなっていますが、それでもトータルで見ると70万円程度は安くなります。
さいごに
企業主導型保育園の保育料についてでした。
企業主導型保育園の保育料のポイントは3つ
- 認可保育園と認可外保育園では保育料が違う
- 企業主導型保育園は、保育料は一律で上限があり、比較的安め
- 家庭よっては認可保育園より保育料が安くなる
このような保育園もあるので、保育園選びの参考になれば嬉しいです。
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